●<鳩のポーズ>アプサラス・アーサナ(右の場合)
準備形の姿勢から、左手を上げて左脇を充分伸ばして頭の後ろで肘を折り、右手とつなぎます。
左上腕部をうしろに押すようにしながら頭を起こして頭を左に回転していき、胸を張り、左斜め上方に視線を向けます。
しばし味わってからゆっくり形を解き、左側も同様に行った後、楽な座法で休みます。
●<片足の鳩の王のポーズ>
工一カパーダ・ラージャ・カポータ・アサナ
烏、鷹、鷲、鷺、鶴、雄鶏、孔雀、白鳥、つばめ、チャコーラ鳥そして鳩、鳥の名を冠した数々のアーサナは、飛ばないまでも、両手で立つ、片足で立つなど、さまざまに鳥の立ち姿をまねるものです。
インドでは、鳩は烏と共に人間の生活空間に溶け込んで棲息しています。『ジャータカ』には、鳩として生を享けた釈尊が烏の食欲さを戒める話が描かれています。鳩の賢さと烏の愚かさとの対比。声や姿態の違いも相まってか、人間は鳩をひいきしがちです。オリーブの枝をくわえてきた『ノアの方舟』の逸話から始まって、鳩のいる風景は「平和」、何事もない平穏さそのものを表わします。ククルクク、ポッポッポ・・・インドの鳩はどう鳴くのでしょうか?
●<鳩のポーズ>の準備形(右の場合で説明)
@左脚は折って膝を左横に倒し、踵を体の前に引きつけておきます。
A右膝を体の右横に置き、足を後ろから右手で起こし、腿を右骨盤とともに内旋していきます。(膝頭を下に向けて床につけていくわけです。)
B左手で手伝って右足を右腕の肘の内側に引っ掛けます。
C右手は右の脛に沿わせておき、左手を左膝に乗せてつっぱり、上体をしっかりと起こして胸を張ります。(左も順次、同様に。)
●<踊りの王のポーズ>
ナタラージャ・アーサナの変形
●<鳩の王のポーズ>
ラージャ・カポータ・アーサナ
●<鳩のポーズ>
カポータ・アーサナ
別名 半円のポーズ
@→A
C
試してみましょう!
●<メビウスのポーズ>(右図→)
左脚を前の床から持ち上げて、足裏同士を寄せます。
両脚でメビウスの輪(無限大マーク)を作るわけです。
●<仰向けの鳩のポーズ>ウールドヴァ・アプサラス・アーサナ
仰向けで行うと、床面の利用により、楽にきちんと行うことができます。
●上肢の変形 両手の指を組んで、掌に後頭部を乗せるようにして、充分に胸を張り、頭を反らせます。
*左の膝から右の膝まで、体が横向きに一直線になることが理想。左足の向きもあわせましょう。左膝の方に向いて、右足を後ろに伸ばした姿勢から入るのもいいでしょう。
*股関節の可動性の具合で形がとりにくい場合は、腰を浮かせた変形で行ってみましょう。ちょっとバランスに注意してね。 (←左図)
*手がつなぎにくい場合は、両手をさまよわせないで、左手だけを後頭部に置き、右手は準備形のように脛に置きましょう。
*関節の動きが焦点となるポーズですが、手足だけで形をとろうとするとうまくいきません。骨盤や胸部の使い方が見つかってくると、もう充分、天女気分になれますよ。
*アーサナの身体や健康面の効果を考えることはあまりお勧めしません。センシティブに味わうことが第一です。呼吸に関しても、動きや形が自然に呼吸になるのを見つけることが大切です。(必要なヒントは時々出すつもりですが。)
B
もっとやさしいアーサナで体を反らせることに
馴れてからということで、形だけのご紹介です。
<鳩のポーズ>原名アプサラス・アーサナとは、天女とか妖精のポーズを意味します。男のヨギが開発してきた数々のアーサナの中で、際立つ独特のあでやかさは、やはり「天女」の属性なのでしょう。本来の鳩のポーズ(カポータ・アーサナ)の仲間のエーカパーダ・ラージャ・カポータ・アーサナ(片脚の鳩の王のポーズ)のやさしい形なので、鳩のポーズとよばれます。
独特の胸の脹らみが鳩の特徴で、食道の大きなそのうの壁から乳を分泌してヒナを養います。このアーサナの胸の開きは、まさにその鳩胸を表現しているかのようですが、鳩の立ち姿というよりは鎌倉名物の鳩サブレーを立てたような形と言った方が、近いかもしれませんね。
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第1回